こうして始まった。。。
日本に留学していた頃、スーパーに行くたびに便利な調理済み商品にいつも目を奪われていました。キムチ鍋パックからインスタントカレーに至るまで、これらの商品はすべて、日本人が50年以上前から慣れ親しんできたレトルト技術で作られていました。
ふと、日本人がカレーを作るように、もし私の母ギアが作る料理や、ベトナムのレストランの麺スープを鍋の袋のように詰めることができたら・・・時間をかけてレストランに行かなくても自分の好きなベトナム料理を簡単に作れると考えました。そんなばかげた考えから、レトルト技術についてもっと調べ、専門的な資料や本を読むようになりました。
ベトナムに戻った後、大きなスーパーマーケットを見て回ったところ、日本、韓国、タイなどのレトルト製品には数百の種類と商品があるのに対して、ベトナムではめったに見られないことに気づきました。こうして、私の考えはますます明確な形になりました。ベトナムのレトルト食品を多様化し、日本の製造基準を応用することでベトナムの美味しい料理をどこでも簡単に食べることができるという夢を抱きました。
新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年に、レトルト食品の重要性と緊急性を感じて、私は静岡大学の同級生3人と、ベトナムに機械とレトルト技術を持ち込み、研究と生産を行うことを決意しました。これはおそらく私達それぞれにとって人生のターニングポイントでした。